感情のコントロールができない原因対処!アドラー心理学の思考術!本の知識!
あなたは、感情の処理が上手いですか?
自信を持ってYesと答えられる人は、
そういないでしょう。
年を重ねれば、失敗を重ねれば、少しずつ
上手くなっていきます。
しかし、
「できることなら、すぐに上手くなりたい」
「できることなら、失敗したくない」
本『嫌われる勇気』から、
感情のコントロール方法を学んでみましょう。
本書の内容は、アドラー心理学という
「人間心理について、独自の考え方をする学問」
の教えからなります。
他の感情コントロール術の本とは、全く違う
アプローチで、あなたの悩みを
解決するでしょう。
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 「怒りで自分を見失う」は、思い込み!
- 怒ることでしか解決不可能な課題など存在しない!
- 「何をしてくれるか」と、考えているから、怒りが込み上げる!
- 理想の自分と競争する意識を身につければ、劣等感はなくなる!
- 「みんな」「いつも」「すべて」の悲観意識、拡大解釈しているだけ!
- コントロールできない感情に振り回されるから、疲れる!
「怒りで自分を見失う」は、思い込み!
怒りの感情を抱くと、
自分を制御できなくなる?
怒っている時、電話がかかってきた。
電話相手には、関係がないため、怒りは横に
置いておき、他所行きの振る舞いをする。
電話を切った。再び、怒り出す。
本当に制御できないのでしょうか?
制御できないと、思い込んでいるだけかも
しれません。
怒ることでしか解決不可能な課題など存在しない!
そもそも、怒らないといけないのでしょうか?
起こった問題は、怒ることでしか解決不可能な、
どうしようもないことなのでしょうか?
そんな問題は、存在しません。
経験的に理解できれば、怒りの感情は
表れなくなるでしょう。
「何をしてくれるか」と、考えているから、怒りが込み上げる!
夕食を食べ終えた。お皿洗いが残っている。
夫は、ソファに座ってテレビを見ている。
子供たちは、リビングで遊んでいる。
「私がお皿を洗うことは、当然って
言いたいの?」と、怒りが込み上げる。
「他者は、私に何をしてくれるのか」と
考えているから、怒りが込み上げて
しまうのです。
常に「私は、他者に何をしてあげられるのか」
と、考えましょう。
怒りの感情が生じにくくなります。
理想の自分と競争する意識を身につければ、劣等感はなくなる!
劣等感は、一般に、悪いストレス感情として
扱われています。
他者との比較の中で生まれる劣等感は、
その通りでしょう。
しかし「理想の自分」との比較の中で生まれる
劣等感は、良い感情となります。
誰かと競争するのではなく、理想の自分と
競争しましょう。
悪いストレス感情から、解放されます。
「みんな」「いつも」「すべて」の悲観意識、拡大解釈しているだけ!
「みんな」「いつも」「すべて」を使った
悲観的な考えを、してしまっていませんか?
ユダヤ教の、ある教えを紹介します。
「10人の人がいるとしたら、そのうち1人はどんなことがあっても、あなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらも、その人のことを好きにはなれない。そして、10人のうち2人は、互いにすべてを受け入れ合える親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ」
あなたを嫌う1人を「みんな」「いつも」
「すべて」と捉えてしまっていませんか?
コントロールできない感情に振り回されるから、疲れる!
他人に好かれるように生きる。
疲れませんか?
あなたが、どれだけ力を尽くしても、相手次第。
イギリスに、このような諺があります。
“You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.”
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
「水を飲むか、飲まないか」は、
相手が決めること。
相手は、コントロールできません。
自分でコントロールできない感情に
振り回されるから、疲れるのです。
「自分がコントロールできるもの」
「相手しかコントロールできないもの」を
分けましょう。
相手のそれを、動かそうとしないように
しましょう。
あなたの人生が、より豊かになります。
まとめ
以上、
- 「怒りで自分を見失う」は、思い込み!
- 怒ることでしか解決不可能な課題など存在しない!
- 「何をしてくれるか」と、考えているから、怒りが込み上げる!
- 理想の自分と競争する意識を身につければ、劣等感はなくなる!
- 「みんな」「いつも」「すべて」の悲観意識、拡大解釈しているだけ!
- コントロールできない感情に振り回されるから、疲れる!
を紹介しました。
本書を読んでの一番の感想は、「もっと早く
読んでおけば、人生変わったな」でした。
悩みが減り、生きるのが楽になりました。
本書では、紹介した以外にも、
多くの感情コントロール術・思考法が
紹介されています。
ぜひ読んでみてください。
会話調で構成された本なので、スラスラと
小説のように読めます。
読みやすいのも、推しポイント。
大変オススメの本です!
それでは、また!
出典
岸見一郎, 古賀史健 . 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え . ダイヤモンド社 , 2013