【顔の心理学】知っておいた方がいい、顔に関する人間心理の癖!本の知識!
私たち人間は、どうやら
「顔に関して、独特な心理の癖」を
持っているようです。
例えば、修学旅行の写真選び。
カメラマンが旅行時に撮ってくれた、
多くの写真の中から「どの写真を買おうか?」
と、一覧を眺める。
かなりの枚数あるにも関わらず、
自分が写っている写真を、
いとも簡単に見つけ出せるのは何故でしょう?
「ウォーリーを探せ!」は、
あんなに苦戦するのに?
顔に関する不思議、
知りたくありませんか?
本『顔に取り憑かれた脳』に、
教えてもらいましょう。
へぇーそうだったのか!
そうなの!? たいへん!危なった!
思うこと間違いなし!
一緒に、不思議を解き明かしませんか?
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 自分がベストだと思う顔加工は、他人から見たらやり過ぎ!
- 人間は0.1秒、顔を見ただけで印象を判断してしまう!
自分がベストだと思う顔加工は、他人から見たらやり過ぎ!
その「顔の加工」、やり過ぎですよ?
顔の加工に関する実験:
数十人を集め、写真を撮影。レタッチアプリで、自身の顔写真と、他人(自分以外の被験者)の顔写真、それぞれを、魅力的に見えるまで加工してもらった。
8段階の加工レベルを選択できるようにした。レベルが上がるごとに、目がより大きくなるなどの加工が施される。
結果。自分が「自分の顔」に加える加工レベルは平均4.3。対して、他人が「自分の顔」に加える加工レベルは平均3.5であった。
概ね「1段階上の加工を、
”自分に対しては”加えていた」
ということです。
他の人から見たら、もう十分 魅力的。
しかし、「まだ足りない!」と、
より強い加工に走ってしまった、
ということです。
そして、同実験で得られた、
この結果も踏まえると…
加工レベル3を境に、4,5,6…とレベルが
上がるほど、
他人から見た「自分の顔写真」に対する好感度が
低下していたのです。
加工レベル4以上は「加工のやり過ぎ!」と
“他人から”判断されていたのです。
実験結果は「平均4.3/平均3.5」でしたね。
これらを合わせて言えること!
「自分が『ちょっと控えかな』と
思えるぐらいの加工がベスト」ということです。
人間は0.1秒、顔を見ただけで印象を判断してしまう!
あいつ、顔だけかよ。
…顔が良い、それだけで、
かなりの力を持っているんですよ?
人間が、わずか0.1秒、顔を見ただけで、
「その人が信頼できそうか・魅力的か・
能力が高そうか」
印象を判断していること、知っていますか?
0.1秒…。当然、話術や身振り手振りより
顔の情報が先行して、相手に届きます。
相手に「信頼できそうな人」と思ってもらって
セールスをかけるのと、そうでないのとでは、
どちらが有利でしょう?
顔は、それだけ武器になるのです。
「顔だけだ」と思って
ナメてると、痛い目を見ますよ?
まとめ
以上、
- 自分がベストだと思う顔加工は、他人から見たらやり過ぎ!
- 人間は0.1秒、顔を見ただけで印象を判断してしまう!
を紹介しました。
大勢の人で混み合う駅の改札。
そんな中でも、私たちは簡単に
待ち合わせの相手を見つけることが出来ます。
しかし、どうでしょう?
それがもし、人ではなく、猿だったら。
大勢の猿の中から、
アナタは特定の猿を見つけられますか?
どの猿も同じに見える…
困ってしまいますよね。
しかし、こと人間に対しては、
私たちは特に困ることなく、
判別が出来るのです…
紹介した「顔に関する謎、不思議」は、
ごく一部。
本書は、まだまだ、たくさんの不思議を
教えてくれますよ。
オススメの本です。
ぜひ手に取って読んでみてください!
それでは、また!
出典
中野珠実 . 顔に取り憑かれた脳 . 講談社 , 2023