その自分探し・自己理解の方法、間違ってます!正しく自分を知るには?本の知識!
自己理解なんて、自分を見つめればいいだけ!
より的確なアプローチかどうかの差はあっても、
“間違ったアプローチ”なんて、ないでしょ!
私も本書を読むまでは、そう思っていました。
本『insight』です。
やり方を間違えると、不幸になります。
アナタの自己理解は、一生、ピースが
欠けたままになり、認識は、歪んでしまいます。
正しく自分を知るには?
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 自己理解。内面を見つめるだけでは不十分!
- 他者からの評価。3人以上から同じことを言われたら、ソレは事実に近い!
- 「朝、ベッドから飛び起きたくなる1日は?」の問いで、本当に好きなものが分かる!
- こころの知能指数(EQ)が低い人ほど、自己理解したがらない!
- やり方を間違えた内省(自分探しや、自分反省会)は、ネガティブ感情を誘発させてしまう!
- 日記の付け方を間違えると、不幸になる!
- 奇跡の質問(ミラクル・クエスチョン)の実践で、人生をより良くするための突破口が分かる!
- (おまけ) 「なぜ?」ではなく「なに?」を問えば、「では、どうするか」と考え始められる!
- (おまけ) 降りかかってきた「災難・不幸」は、「風車を回す追い風」と捉えると、前向きに行動できる!
自己理解。内面を見つめるだけでは不十分!
「自己理解せよ」と言われたら、
アナタは何をしますか?
多くの人が「内面を見つめます」と、
答えるでしょう。
残念。不十分です。
内面を見つめるだけでは、
自己理解は完結しません。
自分のことを、よく分かっている人間は、
「自分が、どう見られているか」についても、
よく理解している。
こう思っているから、「内面を見つめます」と、
答えてしまうのでしょう。
実は、研究にて、
自分のことを、よく分かっている人間であっても、
「どう見られているか」についての理解は、
イマイチであったりする、
との統計が発表されています。
自己理解には、もちろん「どう見られているか」
の理解は、欠かせません。
自分の内面から、行動は生じるものの、
最終的には「他人が、どう見たか」で、
「自分」という存在が確定するからです。
出力の次第で、結果は変わります。
もちろん、この逆も然り。
内面を見つめることが、自己理解の
一丁目一番地であることには、
変わりありません。
結論、「両面の理解が、重要」ということです。
他者からの評価。3人以上から同じことを言われたら、ソレは事実に近い!
「どう見られているか」を知るためには、
自分以外の他者の評価を頼るほか、ない。
しかし、このような思いが、
評価を受け入れようとするアナタを
邪魔するでしょう。
「表には出さないけれど、本心では〇〇と
思っている。〇〇のことを知らないから、
この人は、こういう評価をしてしまうのだ」
一つの目安があります。
3人以上から、同じことを言われたら、
「事実に近い評価なのだ」と
受け入れてみましょう。
「朝、ベッドから飛び起きたくなる1日は?」の問いで、本当に好きなものが分かる!
自分が本当に好きなものって、なんだろう?
自己理解の過程で出会う、
代表的なテーマの一つです。
このテーマの答えを導きやすくする問いが
あります。
Q: アナタにとっての”骨”は、なんですか?
骨は、本当に好きなもの。
骨にかじり付く犬のように、
「永遠にかじり続けられる骨って、
どんなものだろう?」
と、想像してみてください。
このような問いもあります。
Q: 朝、ベッドから飛び起きたくなるような一日とは、どのような一日ですか?
心の底から「楽しみだ」と感じられるものは、
「本当に好きなもの」のはずです。
こころの知能指数(EQ)が低い人ほど、自己理解したがらない!
私は、自己理解とか、そういうの、興味ないわ。
…危険信号です。
ある実験結果を紹介します。
EQ値が低い人ほど、心への関心が薄いことを物語る実験:
MBAの生徒たちに、こころの知能指数(EQ)のテストを受けてもらった。
テスト後、EQ向上法について書かれた本を割引で購入できる機会を与えた。
EQ値が最下層の生徒たちの購入率が最も低かった。
差が広がる一方ですね。
やり方を間違えた内省(自分探しや、自分反省会)は、ネガティブ感情を誘発させてしまう!
内省。自分探しや、自分反省会は、
やっていますか?
「やってるよ!」というアナタ、
気分が落ち込んでいるのではないでしょうか?
実は、やり方を間違えた内省は、
ネガティブ感情を誘発させてしまうのです。
良かれと思って、自分で毒を
飲んでしまっているのです。
内省は、自分を行き詰まらせるような物語を
作って、終えてしまってはいけません。
「自分が、どれほど辛いか」を言葉にして、
終えてしまってはいけません。
そこから何を学び、どう前進できるかまで、
考えるようにしてください。
そうすれば、前向きな感情で
内省を終えられます。
ネガティブ感情は誘発しません。
毒が薬にもなるように、
薬となる内省を心掛けましょう。
日記の付け方を間違えると、不幸になる!
日常的に日記をつけると、不幸になる。
「そんなバカな」と、思うでしょう。
研究で明らかにされています。
「日常的に日記をつける人の方が、
つけない人よりも、日々に不安を
感じている度合いが強い」
という統計が、示されています。
おまけに「日記をつける人の方が、自己理解に
優れている、という傾向は見つからなかった」
とも報告されています。
「日記をつける≒日々の自分観察」みたいなもの
ですから、自己理解に繋がりそうなものですが、
これは否定されています。
では、いったい私たちは何のために、
毎日毎日、頑張って日記をつけていたのか…
大丈夫です。”正しく”日記をつければ。
正しい日記の付け方:
(1) 幸せな出来事を、詳しく振り返って、記すのはNG。「幸せ」とは漠然とした感情。「何がどうなって、どうして幸せに感じたか」と、事細かく振り返っていると「思ってたほど、幸せなことでもなかったのか?」と、感じ始めてしまう。幸せが、小さく、あるいは消滅してしまう。幸せは、大雑把に抱くが、吉。
(2) 反対に、不幸せな出来事・ネガティブな出来事は、詳しく振り返るが、吉。原因を振り返り、「では、次からはこうしよう!」と、学び・ポジティブな感情で締めよう。
(3) 日記は、毎日書かない。自分の人生にとって大きな出来事が起こった日、岐路に立った日などに書くこと。こうすれば、日記が「自己理解につながるエピソード集」になる。
ぜひ、”正しく”つけてみてください。
奇跡の質問(ミラクル・クエスチョン)の実践で、人生をより良くするための突破口が分かる!
人生を、より良くしたい。
誰もが抱く願いです。
しかし、漠然としていて、
「何から手をつければいいのか」分からない…
途方に暮れる…
そんなアナタには、奇跡の質問
(ミラクル・クエスチョン)の実践を
オススメします。
奇跡の質問の実践方法:
今夜眠りにつくと、アナタの人生に、奇跡が起きるところを想像してください。その奇跡は、アナタの抱える問題を解決します。
そして、解決の余波は、アナタの人生の、あらゆる領域に広がっていきます。アナタが眠っている間に、領域全て、人生の全てが好転しました。
さて、朝、アナタは目を覚ましました。「あれ、ここが変わってる!」最初に訪れる変化の兆候は何だと思いますか?
「これが兆候だ」と感じるものが、
人生をより良くするための突破口です。
(おまけ) 「なぜ?」ではなく「なに?」を問えば、「では、どうするか」と考え始められる!
不幸や理不尽・失敗・災難が降りかかったとき、
「なぜ?」と、問いている間は、被害者の
メンタリティから抜け出すことは出来ません。
「なんで私に?」「なぜ私が?」の問いに、
生産性はありません。
不幸や理不尽・失敗・災難を
振り返っているだけの状態です。
不幸や理不尽・失敗・災難が
降りかかったときは、
「では、どうするか」が、重要なはず。
これを考えるには、「なぜ?」ではなく
「なに?」を、問うのがオススメです。
「なぜ?」ではなく、「なに?」を問う例:
今、何が起こっている?
自分は、今、何を感じている?
自分の中で、どんな会話が飛び交っている?
どんな風にすれば、この状況を別の観点から眺められる?
よりよく対応するためには、何ができる?
冷静に状況を把握し、
行動を起こすことが出来ます。
(おまけ) 降りかかってきた「災難・不幸」は、「風車を回す追い風」と捉えると、前向きに行動できる!
それ、「災難・不幸」として片付けますか?
中国の諺を紹介します。
変化の風が吹き荒れるとき、ある者は壁を築き、ある者は風車を作る
中国の諺
その出来事、つまり、変化の風を、
追い風と捉えてみる。
「身を防ぐ必要のある向かい風」と
捉えるのではなく、「風車を回す追い風」と
捉えてみる。
「気付き・チャンス・学びの風」だと、
捉えてみる。
長い人生、「災難・不幸」は、
必ず降り掛かります。
「どう捉えるか」です。
まとめ
以上、
- 自己理解。内面を見つめるだけでは不十分!
- 他者からの評価。3人以上から同じことを言われたら、ソレは事実に近い!
- 「朝、ベッドから飛び起きたくなる1日は?」の問いで、本当に好きなものが分かる!
- こころの知能指数(EQ)が低い人ほど、自己理解したがらない!
- やり方を間違えた内省(自分探しや、自分反省会)は、ネガティブ感情を誘発させてしまう!
- 日記の付け方を間違えると、不幸になる!
- 奇跡の質問(ミラクル・クエスチョン)の実践で、人生をより良くするための突破口が分かる!
- (おまけ) 「なぜ?」ではなく「なに?」を問えば、「では、どうするか」と考え始められる!
- (おまけ) 降りかかってきた「災難・不幸」は、「風車を回す追い風」と捉えると、前向きに行動できる!
を紹介しました。
本書は、あのメンタリストDaiGoさんが
薦められている本です。
曖昧に扱われがちな「自己理解」という
テーマを、
豊富な事例と、研究データに基づいて、
論理立てて説明してくれる、
素晴らしい本でした。
さすが!納得のオススメ本でした。
本書では、他にも、多くの
「自分探しに役立つ知恵」が紹介されています。
自分探しに役立つ設問も多く掲載されています。
ぜひ読んでみてください。
オススメの本です!
それでは、また!
出典
ターシャ・ユーリック . insight いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力 . 英治出版 , 2019