集中力を高める方法!集中力が続かない!原因はチャッター!本の知識!
余計なことばかり考えてしまい、
集中が削がれてしまう。
ネガティブな事柄だと、
なおさら頭から離れず、注意散漫に。
ときに、アクシデントから頭が真っ白になり、
極度の注意散漫状態になってしまう。
経験があるのではないでしょうか?
あなたの頭の中で、まるで無数のチャット
( = チャッター)が、飛び交っているかのような
状態です。
チャッターを鎮める方法を身につけることで、
高い集中力・集中の持続力・集中の修復力が
手に入ります。
世界40ヶ国以上で刊行、全米ベストセラー、
各界著名人絶賛!の本『Chatter』から
方法を学んでみましょう。
本書の知識を切り抜き、紹介します。
チャッターへの対処法
- 「自分の名前を口にし、自分に語りかける」と、チャッターが鎮まる!
- 「自然」を自分の環境に取り入れると、チャッターへの免疫力がつく!
- プラシーボ効果は、チャッターに有効!
「自分の名前を口にし、自分に語りかける」と、チャッターが鎮まる!
チャッターが頭の中で飛び交っている時。
他人に話しかけるように、自分の名前を口にして、
自分に語りかけてみましょう。
「イーサン、いったい何をしているんだ?
少し落ち着けよ」みたいに。
「こんな簡単なことで効果が出るの?」と
思うかもしれません。
実際にやってみてください。
効果に驚くことでしょう。
自分の名前を使うことが、ポイントです。
「自然」を自分の環境に取り入れると、チャッターへの免疫力がつく!
自然を感じられる環境に身を置くと、
チャッターの活動を抑制することが出来ます。
チャッターへの免疫力が身につきます。
この自然は、人工観葉植物や、自然の映像・画像、
雨音などのBGMでもOKです。
プラシーボ効果は、チャッターに有効!
プラシーボ効果を使って、チャッターを
沈めることが出来ます。
「これをすれば上手くいく!」という自分なりの
儀式/慣例を作り、それを”自分で”信じ切ることが
必要です。
筆者の実体験を例に、説明します。
筆者は長年、テストの際に「ある慣例」を
実践しています。
「試験開始すぐには問題を解き始めず、
しばらく黙祷してから解く」儀式を
取り入れています。
緊張が解けると信じて、高校生の時から
行っています。
本書を読んだ際、
「まさに、これのことだ!」と感じました。
プラシーボ効果は、チャッターを鎮めます。
集中を得ることが出来ます。
まとめ
以上、チャッターへの対処法として
- 「自分の名前を口にし、自分に語りかける」と、チャッターが鎮まる!
- 「自然」を自分の環境に取り入れると、チャッターへの免疫力がつく!
- プラシーボ効果は、チャッターに有効!
を紹介しました。
本書では、他にも多くのチャッターへの対処法が
紹介されています。
ぜひ読んでみてください!
大変オススメの本です!
また本書で紹介されている
「チャッターの危険性」についても
まとめました。
興味があれば下記、アコーディオンメニューを
クリックして読んでみて下さい。
チャッターの危険性について
(1)
チャッターは、無意識化で実行する一連の
動作を壊してしまいます。
例えば投手が暴投してしまったとします。
その投手はチャッターを跳ね除け、
ピッチングに集中しようとします。
しかし、変に集中し過ぎるあまり、
無意識化の動作と意識化の動作の境界が
定まらなくなります。
「軸をブラさずに、腕はこのぐらいの
角度で」など、投球は、練習で会得した
無意識化で実行する一連の動作があります。
どこまでを無意識で、どこからを意識して
行っていたかが、分からなくなります。
フォームが乱れ、投球が暴投を機に、
崩れてしまう。
よく見る光景ではないでしょうか?
(2)
チャッターが、集中力を削ぐことは、
感覚で掴めるでしょう。
理屈は、脳のリソースを奪われるためです。
脳は同時に多くの事を処理するのが苦手です。
マジカルナンバー4(2003502765より
200-350-2765の方が頭に入ってきやすい)が
良い例でしょう。
最近では『エッセンシャル思考』の本でも
明らかにされました。
誰かと酷い喧嘩をした、すぐ後に、
集中して仕事が出来ますか?
チャッターによって、処理する事柄が
増えているのです。
(3)
ストレス性のチャッターは、私たちの
身体的な免疫力も低下させます。
私たちの細胞は「身体的な攻撃」を
受けた時、炎症反応を起こします。
そして「精神的攻撃」を受けた時も、
同様に、炎症反応を起こします。
「精神的攻撃」も「身体的な攻撃」と
同様に”脅威”と判断し、細胞が対処する
ためです。
慢性的に「精神的攻撃」を受け続けると
「脅威が来た」というアラームは
鳴りっぱなしの状態になります。
頭の中でストレス性のチャッターが
飛び交っている状態です。
脅威システムは麻痺し、本当の
「身体的な攻撃」が来た時に対処が
荒くなります。
気分が落ち込んでいると、風邪を
ひきやすくなってしまうのは、このためです。
(4)
ストレス(ストレス性のチャッター)を「挑戦」と
捉える、有名な考えがあります。
しかし、それは全てに有効ではありません。
ストレス源を解決する有効な手段を、自分が
持っていないと判断してしまうと、
ストレスは「挑戦」とは認識できず、
「脅威」となります。
ストレス性のチャッターの一部を「挑戦」に
変換することは可能かもしれませんが、
全てではありません。
それでは、また!
出典
イーサン・クロス . Chatter(チャッター)「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法 . 東洋経済新報社 , 2022