失敗・ミスに関する、回避困難な心理の癖!原因対策・改善方法!本の知識!

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失敗・ミスに関する、回避困難な心理の癖!原因対策・改善方法!本の知識!

失敗には、取り返しのつかないものから

むしろチャンスになるものまで、様々あります。

良い意味でも悪い意味でも

人生に大きく関わるものです。

そんな人生を左右するものの知識を、

あなたは持っていますか

本『失敗の科学』から、学びましょう

失敗への対処法と、失敗を使いこなす術

身につけることが出来ます。

本書の知識を切り抜き、紹介します。

知識の切り抜き

  • 極度の集中状態に入ってしまうと、人は、時間感覚を失う!
  • 人は、強い心理的葛藤が生じると、事実の解釈を変えようとしてしまう!
  • 「解釈の改変」は、失うものが大きいほど強く働く!しかも、知っていても防げない!
  • 人の記憶は、思っているほど当てにならない!改変されやすい!
  • あなたが、失敗を受け止めないから、物事は進歩しない!
  • 懲罰ではミスは減らない!ミスの”報告”が減るだけ!
  • 「検証と軌道修正を繰り返す、進んで失敗をして学ぶ」アプローチを、面倒と思わず実行する!
  • 大きな目標を小分けに!小分け目標を一つずつ達成で、大きな目標に辿り着く!
  • 事前検死の方法で、より早く、より簡便に、失敗できる!
  • ランダム化比較試験(RCT)なら、”正しく”失敗できる!
  • 失敗を分析する際は、「見えていないデータがないか」注意する!
CONTENTS

極度の集中状態に入ってしまうと、人は、時間感覚を失う!

実際にあった医療事故、航空事故

そして実験から、明らかにされた

人間が持つ、恐ろしい心理的な癖を紹介します。

人間が持つ恐ろしい心理的な癖:

緊急のトラブル対処など、極度の集中状態に入ってしまうと、人は、時間感覚を失う

医療トラブル、航空トラブルでは特に、

使える時間が少なくなればなるほど、

取れる選択肢は限られ、危険性は高まります

時間管理が極めて重要な中

時間感覚を失ってしまえば

自身で、時間感覚を取り戻すことは

出来るのでしょうか?

期待は、できません

他人を頼るのが、懸命でしょう。

それほど、恐ろしい心理的な癖なのです。

人は、強い心理的葛藤が生じると、事実の解釈を変えようとしてしまう!

ある心理研究を、紹介します。

事実の解釈を変えてしまうエピソード:

あるヘンテコ宗教の教祖が「〇〇年〇月〇日の夜明け前に、大洪水が発生して世界が終焉を迎える!」と、訴えていた

予言が外れた時、信者は「どういう反応をするのか」興味を持った心理研究者がいた。ヘンテコ宗教に潜入し、信者を観察した。

予言は外れたが、信者は教祖に幻滅しなかった。そればかりか、以前より信仰に熱心になる者もいた。

「事実の解釈」を変えたからだ。「きっと、自分たちが予言を流布したから、世界は滅亡しなかったのだ!神に行いを認められ、慈悲を与えられたのだ!」

信者は、予言の日までに、教祖へ

多くのものを捧げ過ぎていました

教祖の教えに従い、仕事を辞めました

家族とも対立しました。

「人生を賭けた」と言って良い程のコスト

支払ったものが、「嘘だった」と、分かったら

そう簡単には、事実

受け入れられないでしょう。

強い心理的な葛藤が、混乱が、生じ

きっと〇〇なんだ!そうに違いない!」と、

思い始める

誰しも、解釈を変えようとしてしまうのです。

「解釈の改変」は、失うものが大きいほど強く働く!しかも、知っていても防げない!

解釈の改変」は、これまで支払ってきた

コストに応じて、より強く働くことを

紹介しました。

これは、”これから”支払う場合も、同様です。

地位や権力の失墜が、典型でしょう。

自分の失敗を認めることで

これから失ってしまうものが大きいほど

より強く働きます

そして、さらに恐ろしいことに、

この「解釈の改変」は、「知っていたら

必ず防げるもの」ではないのです。

「解釈の改変」をかける心理実験

行われました。

実験の後、被験者に「改変」の仕組みを説明

「だから、君の回答は誘導されたもの

だったんだよ」と、種明かしをしました

しかし、参加者は「それを知った後でも

僕の回答は変わらないね」と、答えました

回答内容は、「改変」の影響がなければ

本来、選択しないようなものだったのです。

人の記憶は、思っているほど当てにならない!改変されやすい!

記憶は、かなり当てにならない」ことを、

知っていますか?

ある心理実験を紹介します。

「記憶は当てにならない」ことを示した実験:

車の衝突事故の映像を、被験者へ見せた

「車は、どのくらいのスピードで”ガシャン”と、ぶつかりましたか?」と、質問した。

”ガシャン”が、実験のポイント。映像ではガラスは全く割れていない

しかし、被験者は、”ガシャン”の言葉に影響されて、ガラスが割れた前提の回答をしてしまった

私たちは、自分が見たものを

全て高画質の動画で頭の中に

保存しているわけではありません

不鮮明であるために、誘導されると、簡単に

そうだったかも」と思ってしまうのです。

あなたが、失敗を受け止めないから、物事は進歩しない!

たいてい、物事の進展に、失敗は欠かせません

しかし、防衛反応からなのでしょうか?

人は、都合よく、失敗の事実を放置したり

曲解したりして、「失敗した」と、

思おうとしない

そんな心理的な癖を、持っています。

そして「失敗してない」のだから

「その事実から学ぶことはない」として

物事の進展を阻害してしまう

実際にあったエピソードを紹介します。

失敗から学べず、進展が起こらなかったエピソード:

19世紀まで、瀉血(しゃけつ)という「血液の一部を抜き取る排毒療法」が”当たり前に”採用されていた

効果がないばかりか、逆に害を与えることがあるにも関わらず

患者の調子が良くなれば「瀉血で治った!」と、考えた。

患者が亡くなれば「よほど重症だったのだろう。奇跡の瀉血”でさえ”救うことが出来なかったのだから!」と、考えた。

後に、患者が回復していたのは、人間が持つ、

ただの「自然治癒力のおかげ」だったと、

分かりました。

患者が亡くなってしまった、その時

失敗に、しっかりと向き合っていれば

失敗を、しっかりと検証していれば

瀉血が、19世紀に至るまで”当たり前に

使用されることはなかったでしょう。

あなたが、失敗を受け止めないから

物事が進歩しないのです。

懲罰ではミスは減らない!ミスの”報告”が減るだけ!

失敗・ミスに対して、懲罰を強化し

抑制する方法があります。

当然(?)ですが、これは有効な方法では

ありません

失敗を隠そうとしてしまうからです。

懲罰の強化が有効でないエピソード:

いくつかの病院をサンプルとして、懲罰の有効性が検証された。

懲罰志向の病院の方が、ミスの報告は少なかった。一見、懲罰が有効であるように見えた。

しかし、懲罰志向の病院では、ミスの”報告”が少なかっただけだった。スタッフは懲罰を恐れ、ミスを隠していたのだ。

そして、懲罰志向の病院の方が、おかしていたミスの件数は多かった

懲罰志向の病院の方が、ミスが多いのは

失敗から学べていないからです。

他の病院に比べて、学びが蓄積されていかず

同じミスが繰り返されてしまうのです。

「検証と軌道修正を繰り返す、進んで失敗をして学ぶ」アプローチを、面倒と思わず実行する!

改良・改善のアプローチに、大事なことは?

失敗を繰り返すこと」です。

改良・改善のアプローチのエピソード:

当時、ユニリーバでは、粉末洗剤の製造工程で使われるノズルの改良を行なっていた

工程の中で、液状の洗剤原料を、ノズルから噴射する。この噴射の際に、ノズルが頻繁に詰まり、困っていたからだ。

流体力学などに詳しい学者を集めたが、お手上げ。導き出した理論を基に、いくつかノズルを作成するものの、改善できなかった

困ったユニリーバは、半ば投げやりで、自社の生物学者たちに助けを求めた。当然、流体力学など、ノズル改良に必要な専門知識を、生物学者たちは持ち合わせていない

しかし、成功させた。生物学者たちは、ノズルに、わずかな変更を加え、何度もテストした。失敗を繰り返したのだ。その数、449回

最終的に出来上がったノズルは、どんな学者も予期し得ない形をしていた

論理は、役に立たない」という話では

ありません

手間がかかる、失敗の繰り返しを、

面倒くさがらず実行せよ」という戒めです。

検証と軌道修正を繰り返す、進んで

失敗をして学ぶ」アプローチの重要性

教えてくれる、お話です。

大きな目標を小分けに!小分け目標を一つずつ達成で、大きな目標に辿り着く!

「検証と軌道修正を繰り返す」アプローチに、

似た考えとして「マージナル・ゲイン

(小さな改善)」があります。

なにか大きな目標があるときに、

使える考え方です。

大きな目標に向かって努力することは、

途方もなく長い道のりに感じてしまいます

そこで、大きな目標を小分けにしてみる

大きな目標を叶えるために必要な

改善ポイントを挙げ

その改善ポイントを、一つずつ

着実に達成していくことを目標にする。

いつの間にか大きく前進していることでしょう。

事前検死の方法で、より早く、より簡便に、失敗できる!

失敗を重ねれば重ねる程、改善できるなら

より早く、より簡便に、失敗できるように

したら良いのでは?

パイロット・スキーム(先行テスト、

試作品テスト)が有名ですが、

“事前に”失敗する方法もあります。

事前検死(pre-mortem)と呼ばれる方法です。

あらかじめプロジェクトが失敗した状態

想定し、「なぜ上手くいかなかったのか?」を

話し合います

上手くいかなかった理由を「これ以上ない」

というレベルまで挙げると、思いもしなかった

懸念事項(失敗の種)が見つかるでしょう。

注意したいのは、「プロジェクトの中止

目的ではない」ことです。

プロジェクトを、強化しましょう。

確実にプロジェクトの微修正が行えます

ランダム化比較試験(RCT)なら、”正しく”失敗できる!

WebデザインA案B案、「どちらの案が

よりアクセスを集められるか」知りたい時、

あなたなら、どうしますか?

「A案の次に、B案を試す」方法では、

間違った結論を導き出してしまいます。

例えば、A案の方が、アクセス数が多かった。

しかし、その結果は、A案を試している時に

ちょうど台風の影響で、家にいる人が増え

Web全体のアクティブ数

増えていたからかもしれない。

外部要因を無視できないのです。

そこで、A案B案、両方の案のサイト

同時に公開する。

すると、どちらも”同時に”外部要因

受けるため、“正しく”検証できます

この方法は、ランダム化比較試験(RCT)

言われています

“正しく”失敗するための方法です。

失敗を分析する際は、「見えていないデータがないか」注意する!

失敗から、短絡的に学ぼうとしてはいけません

場合によっては、正反対の学び

得てしまいます

具合的なエピソードを、紹介します。

「見えていないデータ」のエピソード:

爆撃機の、装甲が必要な部分の優先順位について、研究していた。

爆撃機全体を、装甲で覆ってしまうと、機体が重くなり過ぎてしまい、操縦が困難となる。装甲する部分を絞る必要がある。

無事帰還した爆撃機が、研究の助けとなった。帰還した爆撃機の翼と胴体には、砲撃された時に出来たと思われる穴があった。蜂の巣にされている。

対照的に、コックピットと尾翼には、穴が全くなかった。「なんだ、簡単じゃないか。コックピットと尾翼の装甲を減らして、翼と胴体の装甲を増やそう」大多数の研究者は、こう判断した。

しかし、一人が異を唱えた。「コックピットか尾翼を砲撃された爆撃機は、帰還”できなかった”のではないか。装甲の優先順位は、逆だ

失敗を分析する際には、「見えていない

データがないか」注意しましょう。

この話で言えば、「帰還できなかった

爆撃機の状態」が、見えていないデータです。

不完全なデータからは、間違った学び

得てしまいます

まとめ

以上、

  • 極度の集中状態に入ってしまうと、人は、時間感覚を失う!
  • 人は、強い心理的葛藤が生じると、事実の解釈を変えようとしてしまう!
  • 「解釈の改変」は、失うものが大きいほど強く働く!しかも、知っていても防げない!
  • 人の記憶は、思っているほど当てにならない!改変されやすい!
  • あなたが、失敗を受け止めないから、物事は進歩しない!
  • 懲罰ではミスは減らない!ミスの”報告”が減るだけ!
  • 「検証と軌道修正を繰り返す、進んで失敗をして学ぶ」アプローチを、面倒と思わず実行する!
  • 大きな目標を小分けに!小分け目標を一つずつ達成で、大きな目標に辿り着く!
  • 事前検死の方法で、より早く、より簡便に、失敗できる!
  • ランダム化比較試験(RCT)なら、”正しく”失敗できる!
  • 失敗を分析する際は、「見えていないデータがないか」注意する!

を紹介しました。

本書は、文量が多いため、読むのを

躊躇する方が多いと思いますが

安心してください。

失敗エピソードの紹介が多く

まるで小説のようにスラスラと読めるので

むしろ読みやすいまであります。

翻訳も完璧で、大変読みやすくなっています。

また、本書の内容も、生きていく上で

非常に重要な知識ばかり

本記事で紹介した以外にも

多くの「失敗に関する知識」

解説されています。

ぜひ読んでみてください。

非常にオススメの本です

それでは、また!

出典

マシュー・サイド . 失敗の科学 . ディスカヴァー・トゥエンティワン , 2016

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