ケアレスミスが多い人へ!原因は?失敗学が教える防止法!対策!本の知識!
“学問として”失敗を防ぐ方法が
研究されていることを、ご存知でしょうか?
「失敗学」と言います。
例えば、鉄道や航空業界では、
ヒューマンエラーが大事故に発展します。
ミスによる経済損失は計り知れません。
力の入りようが伝わったでしょうか?
そんな失敗学で確立されたミス防止法を使えば?
ケアレスミスは、なくなるでしょう。
失敗学の専門家が書かれた本
『ミスをしない人は、何をしているのか?』から
学びましょう。
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 注意力は伸ばせない!仕組みを作ればミスを防止できる!
- 仕組みが惰性化しないように工夫する必要がある!
- 見直し、チェックをする時は「見る角度」を変えると効果的!
注意力は伸ばせない!仕組みを作ればミスを防止できる!
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/08/character_hakase.png)
残念なことに、注意力は伸ばせません。
高い注意力を持って生まれてきた人もいれば
低い人もいます。
大人になってから身長を伸ばそうと
しているようなものです。
また、気の持ちようで注意力を
高めるにも限界があります。
背伸びをするようなものです。
では、生まれつき低い人が
ミスをしないためには、どうすればよいか。
注意しなくても、実行可能な
「ミスを防ぐ仕組み」を
取り入れるしかありません。
テスト用紙に名前を書き忘れないように
したいのなら、「テスト開始すぐに
名前を書く」と、ルール化する等です。
「どうやったら失敗できるか」と逆から
考えると、「仕組み」が作りやすく、
オススメです。
仕組みが惰性化しないように工夫する必要がある!
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/09/hototogisu_toyotomi_hideyoshi.png)
作った仕組みに慣れてしまうと、
再び同じミスをしてしまうことがあります。
慣れてしまった状態でも
“ミスが起こり得ない”仕組みに
なっているのが理想です。
“起こり得ない”にはなっていないですが、
例えば、どんな小テストだろうと、
名前を書くことからスタートし、
ルーティーン化してしまう。
あくまで“理想”と捉え、改善しながら
仕組みを作っていくと良いでしょう。
見直し、チェックをする時は「見る角度」を変えると効果的!
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/08/magnifier6_girl.png)
「テスト終了10分前に見直ししたのに…」と
なったこと、ありませんか?
テスト用紙を反対向きにして
見直ししてみてください。
見る角度が変わると、新鮮な気持ちで
対象を見ることができ、気付く確率がUPします。
「見るものの状態を変える」のも良いです。
例えば、誤植のチェック。
ワードで書いていたものを
PDFに出力してチェックする。
印刷して紙面でチェックも良いでしょう。
前述したように「背伸び」ではありますが、
より高く「背伸び」が出来ます。
まとめ
以上、
- 注意力は伸ばせない!仕組みを作ればミスを防止できる!
- 仕組みが惰性化しないように工夫する必要がある!
- 見直し、チェックをする時は「見る角度」を変えると効果的!
を紹介しました。
本書では他にも多くのミス防止法が
紹介されています。
筆者は、生まれつき注意力が低い方です。
学生時代、テストでは、ケアレスミスを
幾度となく繰り返していました。
「学生の頃に、このことを知っていたら、
もっと良い大学行けてたな」というのが、
本書を読んでの一番の感想です(笑)
お子さんがいらっしゃる方は、
ぜひ教えてあげてください。
オススメの本です!
それでは、また!
出典
飯野謙次 . 仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか? . 文響社 , 2017
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/04/book-essentialism-300x158.png)