学ぶ姿勢・意味を知る!馬鹿な人の特徴!大ベストセラー本『バカの壁』の知識!
平成で1番売れた新書『バカの壁』。
一言で表すと「学ぶ姿勢を、
改めさせてくれる本」です。
「学び」への向き合い方を好転させ、
馬鹿にならないための考え方を授けてくれます。
知の巨人、本書 著者、養老孟司先生の言う
「バカ」とは何か。
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 「バカの壁=バカか、そうじゃないかを別つ壁」を意味する!
- 「すでに知っていることだ」と思ってしまうと、馬鹿の差が開く!
- 考えの極端化・固執化は「壁の内側だけが世界だ」と思って、起こる!
- 「言葉で説明してもらえれば分かる」は、間違い!
- 「知る」とは、自分を変えていくこと!
- 知れば成長できるが、楽ではない!「知る」は、モチベーションの問題!
「バカの壁=バカか、そうじゃないかを別つ壁」を意味する!
本のタイトルにある「バカの壁」。
本文の中でも使われています。
「バカの壁」とは
「バカの壁=バカか、そうじゃないかを別つ壁」
を意味します。
「すでに知っていることだ」と思ってしまうと、馬鹿の差が開く!
“バカの壁”を超えられない人は、
すぐに「分かっている」と言います。
学べることがあるのに
「すでに知っていることだ」と言い、
“壁”を築いて、情報を受け入れない。
一方、“壁”を築かない人は、
どんどん情報を取り込んでいく。
こうして、“バカ”の差が開いていきます。
考えの極端化・固執化は「壁の内側だけが世界だ」と思って、起こる!
考えが極端な人、固執させている人。
“バカの壁”を築き、「内側だけが世界だ」と、
思っているのでしょう。
“壁”の向こう側が、見えていない。
向こう側の存在すら、
分かっていないのかもしれません。
「言葉で説明してもらえれば分かる」は、間違い!
物事は、言葉で説明されて分かることばかり
ではない。
このことを理解できているか、いないか。
“バカの壁”です。
例えば、骨折の痛みを、言葉だけで
上手く説明できるか。
骨折し、痛がる人の映像を見せた方が、
何倍も上手に伝えられるでしょう。
言葉だけでは、上手く伝えられないこと、
理解されないことがたくさんある。
何でもかんでも「言葉で説明してもらえれば、
全てが分かるようになる」。
これは「おかしな考えだ」と思えるか、
どうかが“バカの壁”です。
「知る」とは、自分を変えていくこと!
「知る」とは、どう言うことか。
「自分を変えていくこと」です。
ガンになり、「半年の余命」と、
宣告されたとします。
視界に入る桜が違って見える…
はて、桜が変わったのでしょうか?
違いますよね。
自分が変わり、見え方が変わったのです。
「知る」とは、こういうことです。
男子三日会わざれば刮目して待つべし
三国志
「三日も会わなければ、人間どのくらい
変わっているか、分からない。
だから、三日会わなかったら、
しっかり目を見開いて見てみろ」
という意味です。
朝(あした)に道を開かば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり
論語
「道を開く=学問をして何かを知る」を
指します。
「朝に何かを知ったことで、自分は変わった。
過去の自分は死に、新しい自分に変わった。
夕に死んだとしても、何も変わらないではないか」
という意味です。
昔から、「知る」とは、こういうことです。
知れば成長できるが、楽ではない!「知る」は、モチベーションの問題!
人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し
徳川家康
「道を行く」を「崖(壁)登り」に、
置き換えてみましょう。
登るのは苦しいけれど、上がれば、
それだけ視界が開ける。
遠くが見えるようになる。
「知る」は、崖(壁)登り。
世界の見方が、変わります。
しかし、登るのは、楽では、ありません。
楽をしようとして、崖から手を離す。
自身で考えようとせず、思考を停止し、
他人の考えを鵜呑みにする。
バカの壁。
分かる、分からないの問題ではなく、
モチベーションの問題だったりします。
まとめ
以上、
- 「バカの壁=バカか、そうじゃないかを別つ壁」を意味する!
- 「すでに知っていることだ」と思ってしまうと、馬鹿の差が開く!
- 考えの極端化・固執化は「壁の内側だけが世界だ」と思って、起こる!
- 「言葉で説明してもらえれば分かる」は、間違い!
- 「知る」とは、自分を変えていくこと!
- 知れば成長できるが、楽ではない!「知る」は、モチベーションの問題!
を紹介しました。
社会人になると「何のために学ぶのか」と、
迷い、学びを止めてしまう人が多い気がします。
本書の考えを胸に、学んでいきたいですね。
本書では、紹介した他にも、多くの
「学ぶ姿勢を改めさせてくれる考え」が
紹介されています。
ぜひ読んでみてください。
オススメの本です!
それでは、また!
出典
養老孟司 . バカの壁 . 新潮社 , 2003