大きな数を恐れるな!数字に強くなる!計算・暗算のコツ!本の知識!
社会人になって「変わったな」と感じること。
いろいろあると思いますが、
一つに「億や兆を扱うようになったこと」が
挙げられるのではないでしょうか。
学生時代のアルバイト、店舗のレジ締めを
担当したとしても、せいぜい扱うのは
「何百万」ぐらいまで。
「億」には到底及びません。
大学入試で扱うのも、
ほとんどが「万」までです。
それがどうでしょう?
社会人になると、
日常的に億や兆を見るようになる。
久しぶりの登場に、面食らいましたよね。
そして「それは今も」という
社会人の方が多いのではないでしょうか?
当然です。
だって「億や兆の扱いのトレーニング」を受けず、
不慣れなまま社会人になっているのですから。
本『一瞬で数字をつかむ!
「概算・暗算」トレーニング』が
不慣れなアナタを助けます。
億や兆、大きな数を扱うときのコツを
教えてくれます。
大きな数なのに、
スラスラ暗算だって出来るようになる。
もう大きな数に怯えなくていいんですよ?
さぁ、数字に強くなりましょう!
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 1,000,000,000、カンマの数との関係を覚えておけば、すぐに読めるようになる!
- 万・億・兆、0の個数を暗記しておけば、100万×1億が暗算可能に!
- 0の個数法は、大きい数同士の割り算にも使える!
- 10,000 − 268、「9にして最後に1を足す」法を使えば、簡単に暗算が可能!
- 「〇〇%ポイント還元!」、お手軽暗算で、本当にお得か確認!カモになるな!
- 資格試験など電卓禁止の場面で活きる!1桁処理に変換計算法!
1,000,000,000、カンマの数との関係を覚えておけば、すぐに読めるようになる!
1,000,000,000
さて、いくつでしょう?
「カンマ3つだから、えっと、、、」
「1,000,000 百万は覚えてる!」という方でも
「十億は出てこないな」って方、
多いのではないでしょうか。
まして1,000,000,000,000
なんか、もっと。
いい覚え方がありますよ!
1,000 千
1,000,000 百万
1,000,000,000 十億
1,000,000,000,000 一兆
カンマ1つ→2つ→3つ→4つ (カンマの数が増えるごとに)
千→百→十→一 (位が下がる)
「カンマの数に合わせて、
位が一個ずつ下がる」と覚えておけば、
スッと出てくるようになりますよ。
万・億・兆、0の個数を暗記しておけば、100万×1億が暗算可能に!
100万×1億= ?
電卓の出番?
暗算で余裕です。
0の個数
万 … 4個
億 … 8個
兆 … 12個
0の個数を暗記しておく。
すると、先程の計算が
暗算で出来るようになります。
100万×1億
→ 100 + 万 + 億
→「0が2個」+「0が4個」+「0が8個」
→ 2+4+8
→ 0が14個
→ 100兆
電卓を使っていて怖いのが、桁間違い。
この暗算方法を身につけておけば
簡単に確認できるようになりますよ。
0の個数法は、大きい数同士の割り算にも使える!
1兆の市場規模。
1人の年間購入額が10万円。
何人くらいが利用している?
1兆÷10万= ?
これも先述の「0の個数法」を使えば
暗算が可能になります。
1兆 ÷ 10万
→ 兆 − (10 + 万)
→「0が12個」 − 「0が5個」
→ 12 − 5
→ 0が7個
→ 1000万
大きな数の割り算にも使える「0の個数法」。
便利ですので、ぜひ身につけてみてください。
10,000 − 268、「9にして最後に1を足す」法を使えば、簡単に暗算が可能!
10,000 − 268 = ?
電子マネー決済が普及した今、
このようなお釣りの計算をする場面は
少なくなりましたね。
しかし、学祭や初詣の屋台など
まだまだ現役な場面も。
返され損を防ぐためには
やはり身につけておきたい技術です。
簡単な暗算方法がありますよ。
「9にして最後に1を足す」法です。
10,000 − 268
→ 9,999 − 268 + 1
→ 9,731 + 1
→ 9,732
9 – 2 = ?
9 – 6 = ?
9 – 8 = ?
を順番にしていくイメージです。
「7、3、1か。1を足して… 9,732円!」
と、こんな感じです。
「〇〇%ポイント還元!」、お手軽暗算で、本当にお得か確認!カモになるな!
0.1%ポイント還元!
4万5000円の買い物をする。
何ポイントもらえる?
至る所で目にするようになった
「〇〇%ポイント還元!」の謳い文句。
「なんか凄いことのように謳ってるんだから、
きっとスゴいんだろう」
なんてカモにされていませんか?
こんなとき程、暗算です。
%は「×0.01」と一緒。
0.1%
→ 0.1 × 0.01
→「0を1つ消去」+「0を2つ消去」
→「0を3つ消去」
0を3つなくせばOK。
指で3を作り、「4,500、450、45」と
口で発しながら指を折っていく…
45ポイント!
一気に3つ下げようとするから、
混乱するのです。
資格試験など電卓禁止の場面で活きる!1桁処理に変換計算法!
15 × 26 = ?
電卓に手が伸びましたか?
さて、こうすれば不要では?
→ 15 × 2 × 13
→ 30 × 13
電卓に走る前に、1桁の処理に変換できないか
考えてみましょう。
割り算にも同じことが言えます。
270 ÷ 15 = ?
15を分解し、
1個ずつ割り算していきましょう。
→ 270 ÷ 3 ÷ 5
→ 90 ÷ 5
資格試験など、
電卓禁止の場面は所々あります。
すばやく計算できる技術。
ぜひ使ってみてください。
まとめ
以上、
- 1,000,000,000、カンマの数との関係を覚えておけば、すぐに読めるようになる!
- 万・億・兆、0の個数を暗記しておけば、100万×1億が暗算可能に!
- 0の個数法は、大きい数同士の割り算にも使える!
- 10,000 − 268、「9にして最後に1を足す」法を使えば、簡単に暗算が可能!
- 「〇〇%ポイント還元!」、お手軽暗算で、本当にお得か確認!カモになるな!
- 資格試験など電卓禁止の場面で活きる!1桁処理に変換計算法!
を紹介しました。
「ほんのちょっとのコツで、
こんなに変わるかー」
本書を読み、仕事をする中で思いました。
仕事柄、億や兆を扱うことが多いのですが、
読了前と後での恐怖心の消え去り方に
驚きました。
「数字に強くなる!」って
こういうことなのかな、と実感できました。
多くの人の恐怖心を無くせるように、
「実感が強いだろう」と思った部分に
絞って、知識を紹介したつもりです。
どうだったでしょうか?
さて、タイトルにあるとおり、
「概算」についても本書では触れられています。
こちらのテクニックも大変勉強になりますよ。
「このぐらいかな?」と量を掴むスキル、
デキる人は持ってる気がしませんか?
ぜひぜひ本書を手にとって
こちらのスキルも身につけてみてください。
オススメの本です!
それでは、また!
出典
堀口智之 . 一瞬で数字をつかむ!「概算・暗算」トレーニング . ベレ出版 , 2024