会議苦手が話し合いを上手く進めるには?上手な反論方法解説!本の知識!
「会議が苦手だ」と感じる、あなたへ質問です。
「反論することも苦手だ」と、感じませんか?
発言することが億劫。
その発言の中でも難易度の高い「反論」は、
尚更でしょう。
逆に、上手く反論が出来るようになれば、
会議の苦手意識は、かなり収まるでしょう。
本『反論する技術』から、学んでみましょう。
反論することが仕事の、弁護士が書かれた本です。
上手な「反論テクニック」が載っていそうですね。
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 問題点を整理すれば、流れを変えられる!
- 総論賛成、各論反対を使えば、勝ち過ぎずに勝つことが出来る!
問題点を整理すれば、流れを変えられる!
「このままでは負けてしまう!」と思った時に
使える反論方法です。
「問題点を整理する」という手法があります。
例:
「一度、問題点を整理しても良いでしょうか?要するに〇〇ということですよね?」
「今までの話を整理すると、〇〇ということでしょうか?」
話の流れを止める、変えることができます。
これ以上、今の話題が続けば
自分のボロが出てしまう、という時に
使いましょう。
また、自分の意見に分があるように
見せることもできます。
問題点を整理されると、
整理された内容が多少違っていたとしても
「ま、そんなところだな」と
思ってしまいがちです。
公平に整理しているようにみせて、
ちゃっかり自分に有利な形へ
まとめてしまいましょう。
逆に、相手がまとめてきたら、注意です。
総論賛成、各論反対を使えば、勝ち過ぎずに勝つことが出来る!
「この話題なら勝てそう!」と思った時に
使って欲しい反論方法です。
「総論に賛成し、各論に反対する」という
手法があります。
例:
「弊社もビジネスモデルの転換が必要だと思う。〇〇を始めてみるのはどうだろうか」
「新しい取り組みが必要でしょうね。〇〇も選択肢の一つだと思いますが、××はどうでしょうか?初期費用も抑えられ…」
大もとの意見を拾い上げ、賛成し、
具体的な部分で反対する手法です。
この例では、相手の「ビジネスモデルの転換が
必要」の発言に対し、
より広義な「何かしらの新しいアクションは必要」
という意味を拾い上げて賛成しています。
〇〇は選択肢の一つとしておき、
××を提案して反論する。
人間は感情の生き物です。
勝ち過ぎてはいけません。
勝ち過ぎないことで、
相手も納得しやすくなります。
「自分の言い分が少しは伝わったかな」と、
相手は、ささやかな満足感を
得ることができます。
あなたの意見の方が、結論として”妥当”であり、
相手の意見には”難”がある、という状態を
目指しましょう。
あなたの意見が”正しい”、相手の意見は
”間違っている”という、完全勝利の状態は
オススメしません。
人間は感情の生き物です。
まとめ
以上、
- 問題点を整理すれば、流れを変えられる!
- 総論賛成、各論反対を使えば、勝ち過ぎずに勝つことが出来る!
を紹介しました。
日本では、ディベート教育が盛んではないため、
「反論するの、苦手だ」と思うのも、
無理がないことかもしれません。
本書では、紹介した以外にも、たくさんの
反論の技術が紹介されています。
テクニックを身につけるには最適な本です。
ぜひ読んでみてください。
オススメの本です!
それでは、また!
出典
木山泰嗣 . 弁護士だけが知っている 反論する技術 . ディスカヴァー・トゥエンティワン , 2012