心理学的に正しい目標達成方法?目標設定のコツ!できない原因!本の知識!
心理学の世界にて、目標達成についての研究が
行なわれていることを、ご存知ですか?
「どのような方法であれば、
より目標達成がしやすいか」
「どのような方法であれば、
そのためのモチベーションが維持可能か」
研究されています。
そんな研究結果を、まとめた本があります。
『やり抜く人の9つの習慣』です。
心理学で効果が証明された
“正しい”目標達成の技術が手に入ります。
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 進捗に喜び過ぎると、断念する可能性が高まる!
- 目標を複数掲げると、必ず共倒れになる!
- 「能力の向上」に目標を置き換えれば、立ち直れる!
- 誘惑を追いやろうとするのは、むしろ逆効果!
進捗に喜び過ぎると、断念する可能性が高まる!
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/07/pose_ng_man.png)
掲げた目標に対して「自分は、こんなにも
近づいたんだ」と、進捗に喜ぶ人は、
多いのではないでしょうか。
しかし、これは危険な行為です。
早い段階で達成感を抱いてしまうことで、
まだ途上にも関わらず、
気が緩んでしまうからです。
目標に対して「あと、どれだけ
進まなければならないのか」と
逆の発想で、常に考えるようにしましょう。
目標に向かって、より継続的に取り組めます。
目標を複数掲げると、必ず共倒れになる!
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/09/jiko_korobu_hakui_woman.png)
自分にとって達成困難な目標を、
同時に複数掲げてはいけません。
共倒れになります。一つだけに絞りましょう。
人は、自分の「やろうとする力(=意志力)」を
過大評価し過ぎる心理的特徴を持っています。
この特徴が発動し、ついつい複数目標を
掲げてしまいがちです。
仕事から疲れて帰ってきた後に、
サッと資格勉強に取り組めますか?
1日の内に使える意志力は有限です。
社会人であれば、朝起きてから意志力を
徐々に消費し始め、夜には、もう底をつく
ギリギリの状態になる人がほとんどです。
そんな貴重な意志力を、複数掲げてしまった
ために、分散させてしまう。
無謀と言わざるを得ません。
「能力の向上」に目標を置き換えれば、立ち直れる!
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/09/ue_mezasu_man.png)
力及ばず、目標を達成できなかった時に、
大きくダメージを受けてしまう。
「もういいや、やっぱり私には
無理なことだったのだ」と諦める。
このような事態に陥らない方法を紹介します。
目標自体を見直しましょう。
「ある資格試験に合格する」という目標が
あったとします。
目標を「この資格試験に合格できるレベルまで
能力を向上させる」に置き換えます。
前者の目標であれば、不合格の場合、
その現実がダイレクトにきます。
後者の目標であれば「不合格ではあったが、
今日に至るまでに、ある程度、能力を向上
させることができた」と思うことが出来ます。
最終的な目標は達成できなかったが、
「得るものはあった」と捉えやすくなります。
目標には「能力を伸ばして、今まで
出来なかったことをできるようにする」という
観点を取り入れてみましょう。
誘惑を追いやろうとするのは、むしろ逆効果!
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/05/tenshi_akuma_woman.png)
目標に向かっている時、
必ず誘惑や邪魔が入ります。
誘惑・邪魔に対し「やらないようにしよう」と
意識するのは逆効果です。
脳は、「やるべきこと」と
「やってはいけないこと」の区別が
苦手だからです。
両者をひっくるめて、意識されたことは
実行しようとします。
「やらないように」と意識すればするほど、
脳は、そのことを実行しようとしてしまいます。
なので、「やめたいこと」を考えるのではなく
「やりたいこと」「やるべきこと」を
考えましょう。
特徴を逆に使うのです。
目標:
「カッとする癖を治したい」
NG例:
「怒りが込み上げてきても、カッとしないようにする」
OK例:
「怒りが込み上げてきたら、まずは3回深呼吸する」
「何をやめたいか」ではなく
「何をするか」を考えましょう。
まとめ
以上、
- 進捗に喜び過ぎると、断念する可能性が高まる!
- 目標を複数掲げると、必ず共倒れになる!
- 「能力の向上」に目標を置き換えれば、立ち直れる!
- 誘惑を追いやろうとするのは、むしろ逆効果!
を紹介しました。
本書では、他にも多くの「目標達成の技術」が
紹介されています。
「目標達成の技術」の情報は、本書以外にも、
巷に、様々に溢れていますが、「本当に効果が
あるのかな」と疑心暗鬼になりがちです。
本書の内容であれば「心理学で効果が
認められている」という安心感があるため、
迷う必要はありません。
ページ数も、たったの120ページと、
サッと読むことが出来ます。
大変オススメの本です。
ぜひ、読んでみてください!
それでは、また!
出典
ハイディ・グラント・ハルバーソン . やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 . ディスカヴァー・トゥエンティワン , 2017
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/05/book-motivational-challenges-300x158.png)