ビジネスマンなら気になりますよね?孫子の兵法!役立つ部分だけ!本の知識!
ビジネス書を何冊か読み始めると
「読むべきでは?」と、感じ始めるのが
「孫子の兵法」。
「起業家、一流ビジネスマンは
みんな読んでる!」と、言われる。
「そんな訳ないだろ」とは思うものの、
少し気になる…
ただその堅苦しいイメージからか、
手が進まない。
一体、いつになったら…
そんな悩めるアナタへ。
役立つ教え、厳選お届けです◎
彼(かれ)を知り己(おのれ)を知れば百戦して危うからず
有名な言葉は知っているものの、
他にも役立ちそうな教えがある気がしますよね?
事実、あります。
…余計気になってしまいましたか?笑
でも、これで解決です!
本『孫子の兵法がマンガで3時間で
マスターできる本』の知識を切り抜き、
紹介します。
- 囲む師は必ず闕く、窮寇には迫ることなかれ
- 正をもって合し、奇をもって勝つ
- 以て戦うべきと以て戦うべからざるとを知るものは勝つ
- 戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり
囲む師は必ず闕く、窮寇には迫ることなかれ
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/09/oitsumerareru_woman.png)
囲む師は必ず闕(か)く、窮寇(きゅうこう)には迫ることなかれ
孫子の兵法
闕く:ガス抜きの小穴のように隙間をあけること
窮寇:追い詰められた敵のこと
この言葉、ご存知でしょうか?
敵を完全に、囲い込んではいけない、
徹底的に、追い詰めてはいけない。
敵が逃げられる道を、
わずかに残しておくように、という教えです。
追い詰められて逃げ場を失った敵、
人間は、何をするか分かりません。
「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」とも言いますね。
「やるしかない!」となった人間は
怖いのです。
通常時の何倍もの力を敵に与えることになり、
相当な反撃を受けることになってしまう…
そんな人間の心理を、
孫子は捉えていたのでしょう。
さて、この教え、現代の我々にとっても
「貴重な教え」ではないでしょうか?
部下への叱責や、会議での反論、
取引先へのクレーム…
相手を追い詰める場面は
私たちの世にもあります。
そんなとき、
追い詰め過ぎるのは得策か。
非情な戦争の場であっても、
追い詰め過ぎなかったのです。
孫子の教え、心掛けたいですね。
正をもって合し、奇をもって勝つ
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2024/03/kangaeruhito.png)
正(せい)をもって合(がっ)し、奇(き)をもって勝つ
孫子の兵法
このような言葉があります。
戦いは、まず正攻法で向かっていき、
後、敵側が考えてもいないような
奇策をもって勝利すべし
と言った意味です。
ユニークな案を思いついた時、
ともすれば、その閃きの嬉しさも相まって、
初期から、その案一辺倒で
行動しようとしてしまいがち。
正攻法と奇策を織り交ぜて戦う考え方。
言われないと、なかなか思いつかないのでは
ないでしょうか?
以て戦うべきと以て戦うべからざるとを知るものは勝つ
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/09/kakedasu_suit1.png)
以(もっ)て戦うべきと以て戦うべからざるとを知るものは勝つ
孫子の兵法
“この状況、私は戦うべきだろうか“
この判断を正確に出来るものは勝つ
と謳った言葉です。
アナタが仕掛けるその戦い、
勝算は、どの程度でしょうか?
勝って得られるものは、何でしょうか?
得られるものと、戦いを起こす労力は
見合っているでしょうか?
孫子の言葉を胸に、「真に必要な戦いか」
落ち着いて考えてみてはいかがでしょうか。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/09/body_finger_ok.png)
戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり
孫子の兵法
「戦わず勝つ」これが最善だ、
と謳った言葉です。
さて、この言葉を体現したエピソードが
あります。
戦わず勝った ある警備保障会社の実例:
ある大手 警備保障会社の営業、A君は困っていた。
販路拡大。「個人商店や個人宅などにも、自分達のセキュリティサービスを受け入れてもらえ」と、会社からの命を受けたA君。
しかし、営業は難航。”大手”というイメージからだろうか。「お宅に頼むような立派なところじゃないですから」と言われ、断られていた。
「策が必要だ」と考えたA君は、自分達の会社のロゴのステッカーを無料で渡すことにした。「泥棒よけになると思います。お守り代わりに、どうぞ貼ってください」と。
ステッカーを見た泥棒は、逃げ帰ります。「あの大手のセキュリティ入れてやがるのかよ、こりゃ無理だ」と。
さて、逃げ帰ったのは泥棒だけではありませんでした。「ここにはもう、あの大手が入り込んでいるのか。ウチは無理だな」競合他社の営業も退けることができたのです。
敵がいなくなった戦場で、A君はゆっくり時間をかけて営業をかけていきましたとさ。
まさに、戦わずに勝った事例です。
戦う決断をする前に、一度、
戦わずに勝てないか、考えてみては
いかがでしょうか?
まとめ
以上、
- 囲む師は必ず闕く、窮寇には迫ることなかれ
- 正をもって合し、奇をもって勝つ
- 以て戦うべきと以て戦うべからざるとを知るものは勝つ
- 戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり
を紹介しました。
いいかげん「孫子の兵法」ぐらい知っとこう。
読みやすい本がいいなー
うん?この本、いいかも!
そう思って、手に取ったのが本書でした。
その勘は的中!
マンガと併せての作りもあってか、
小難しい内容のはずなのに、
スラスラと読むことが出来ました。
加えて、本書の解説が勉強になるなる!
孫子の兵法そのものの内容解説は
もちろんのこと、
「現代の私たちに当てはめると、
こういうときに役立てられる教えですね」と
もうワンランク上の解説が付いていました。
素晴らしい本を見つけられました。
ぜひ読んでみてください。
オススメの本です!
それでは、また!
出典
吉田浩 . 決定版 孫子の兵法がマンガで3時間でマスターできる本 . 明日香出版社 , 2021
![](https://knowledge-clipping.com/wp-content/uploads/2023/05/book-influence-people-300x158.png)