なぜか買ってしまう、その訳!心理の癖を突いた販売のコツ!本の知識!
気付けば、買ってしまっていた。
そんな経験、ありませんか?
騙された感じはしないけれど、
後悔もしていないけれど、
なにかが引っかかる…
販売テクニックに、かかったのでしょう。
心理の癖を突いたテクニックです。
…っえ、知らない?
それは、かなり損をしていますね。
販売員をしているなら、売上アップ。
していなくても、テクニックを見破って、
出費を抑えられる。
安心してください、
本『シュガーマンのマーケティング30の法則』が
その方法を教えてくれますよ。
心理販売テクニックの名著と言われる、この本。
色んなマル秘テクニックが知れそうですね!
本書の知識を切り抜き、紹介します。
- 最初は、買いやすいものを買わせる!「ついで買い」を誘発して、売上目標はクリア!
- 欠点の活用で、販売力アップ!?商品の欠点は、むしろ始めに!自ら提示!
- 心理が関係!都市・場所も、売上アップの武器になる!
- 広告・宣伝文句は、一般的にし過ぎない!「詳細さ」を残す!
最初は、買いやすいものを買わせる!「ついで買い」を誘発して、売上目標はクリア!
あるプロバスケットボールチームの
元ゼネラルマネージャーである
ジョン・スポールストラは、こう言っています。
私は自分で見込み客のもとへ出向いては、一番シンプルな基本のパッケージ・チケットを売っていた。
そうして帰り際、部屋を出る直前に、さらに別のものを勧めていた。
大方のお客さんは小さく「ああそうだね、それももらうか」と呟いて買ってくれた。
「一貫性の原理」と言われる心理的な癖を
上手く使っていたのでしょう。
人は「最初の行動と一致した行動を
取り続けようとする」心理的な癖を
持っています。
一度買わせてしまえば、
決断させてしまえば、こっちのもの。
追加で提案されたものを、
相手は、深く考えず、買おうとします。
「買う」という行動を、
取り続けようとするのです。
さて、この癖を知った上で、
どう工夫すれば売上を上げられるか。
最初に、「買いやすいな」と
思ってもらえそうなものを提案し、
買ってもらうのです。
当然、その買いやすいものだけでは、
売上目標に届かないでしょう。
でも、心配ご無用。
「ついで買い」の売上も見込めますよ?
欠点の活用で、販売力アップ!?商品の欠点は、むしろ始めに!自ら提示!
その欠点、売上アップに使えますよ?
客は「損をしないように」と、
懸命に考えて、商品を買うか買わないか、
判断します。
カモにはされたくないですからね。
「見落としはないか」「裏はないか」と
客は、思考を巡らせます。
「アナタのセールストークは、
そのまま素直に受け取ってもらえない」
ということです。
…そう、あるテクニックを取り入れなければ。
どんな商品にも、大なり小なり欠点があります。
その欠点を、最初に教えてあげるのです。
すると、客は、アナタを信頼します。
売上のことがあるのに、この人は、欠点を教えてくれるの?なんて親切な人!
こんな風にです。
信頼によって、客のバリアは薄くなり、
アナタの言葉は、より強く、
よりそのままの形で、客に届く状態になります。
そしたら次に、欠点を克服する手立てを
伝えるのです。
アナタの訴える手立ては、客に、よく響き、
より納得してもらいやすいものになるでしょう。
納得感は、非常に重要な要素です。
なぜなら、「人は感覚で買おうと思い、
理屈で納得する」のですから。
さて、克服できない欠点の場合は、
どうするか。
デメリットを上回るメリットを
教えてあげましょう。
メリットだけを話すより、
よっぽど効果的なはず。
だって、メリットが客に染み込みやすく
なっているのですから。
メリットの過大評価が起こるわけです。
…うん?やっぱりバレるのが嫌?
情報社会の昨今です。
ネットで調べれば、
いくらでも情報は出てきます。
どうせ、バレるなら、
「武器にした方が良い」と思いませんか?
心理が関係!都市・場所も、売上アップの武器になる!
アナタは、次のどちらの企業に
「より優秀さ」を感じるでしょうか?
- 東京に本社を置くA社
- 三重に本社を置くB社
A社ですよね?
なぜなら、「東京」の2文字を見たから。
家賃の高い、大都市に、なぜ企業は
拠点を置きたがるのか。
都市から、
都市が持つ信頼性を、
イメージを得られるからです。
例えば、
パリの化粧品、
青山にあるショップ。
エレガントなイメージを持ちますよね。
場所も、使える武器なのです。
広告・宣伝文句は、一般的にし過ぎない!「詳細さ」を残す!
次の広告、アナタは、
どちらに惹かれるでしょうか?
広告A:
全国の歯科医が、『キャップスナップ歯磨き』を採用し、推奨している
広告B:
歯科医の92%が、『キャップスナップ歯磨き』を採用し、推奨している
Bですよね?
Aに対しては、「どうせ、なんか大げさに
言ってるんだろうな」と感じ、
敬遠する人が、ほとんどでしょう。
信頼性に欠けるのです。
対して、Bは?
92%という「詳細さ」から、しっかり調査をし、
効果を正直に謳っている印象を受けます。
謳い文句は、分かりやすいようにと、
シンプルに、一般的にし過ぎると、
誇大広告や、根拠のないただの宣伝文句と
思われてしまう危険性があるのです。
「詳細さ」は、ある程度
残した方が良いのです。
まとめ
以上、
- 最初は、買いやすいものを買わせる!「ついで買い」を誘発して、売上目標はクリア!
- 欠点の活用で、販売力アップ!?商品の欠点は、むしろ始めに!自ら提示!
- 心理が関係!都市・場所も、売上アップの武器になる!
- 広告・宣伝文句は、一般的にし過ぎない!「詳細さ」を残す!
を紹介しました。
この本は、人間心理に詳しい、
あのメンタリストDaiGoさんの推薦本。
「あなたが何かを売る仕事をしているなら、
10倍の値段で買って損をしない本」との
強気の謳い文句にも惹かれ、読んでみました。
「さすがに10倍は言い過ぎだろ」と
読む前は思っていましたが、
見込みは外れてしまいました。
10倍以上です。
そう感じた訳は、
紹介されるテクニックの実証性にあります。
本の著者自身が、仕事で実際にテクニックを
使用し、効果を挙げています。
心理書が紹介するテクニックは、大概、
研究結果を、その実証としています。
しかし、この本は一歩上を行く。
「実社会で通用した」という、
より強固な実証性を持ったテクニックを
紹介してくれるのです。
そんな貴重な本、
手に取って読んでみたくありませんか?
大変オススメの本です。
ぜひぜひ!
それでは、また!
出典
ジョセフ・シュガーマン . シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは . フォレスト出版 , 2006